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新湯温泉『新燃荘』/17GW 九州ツーリング・その4

鹿児島空港の真ん前に位置する西郷公園から今宵の宿である『国民宿舎・新燃荘』へ向かうだけなら、普通はr56→R223↑r1のルートを選ぶだろう。

しかし、「あわよくば」訪問しようとしていたバイク屋さんは霧島市の市街地に位置し、そこから『新燃荘』に向かうr60〜r480のルートなら、御朱印マニア?のsana嬢の為に霧島神宮にも寄る事が可能。って事でR504にて東進。

しかし、時刻は既に15時を回っており、“KAWASAKI W800 Tnadome Special”の現物を眺めつつ、「エストレヤでナンチャッテW3を作れないか?」という相談をしようと思っていたバイク屋さん=『バイクショップ・イナドメ』の訪問は断念。

http://www.inadome.net/wtoha.html ※帰還後判明したのだが、この日は休みだった(^^;16時前に霧島神宮着弾!

霧島神宮天狗館』の前にドンっ!とバイクを停めさせてもらい、水分補給後参拝に…しかし、今回の私の不案内振りのせいか、はたまた早く投宿してゆっくりしたかったのか、「以前、弾丸ツアーの際に押印は貰ったから行かなくてもいいよ」と時間節約の申し出があり、階段下で証拠写真だけ撮っていざお山へ。

R223→r480にて道なりにえびの高原目指して進めば『新燃荘』の入り口に自然と到着するハズだったのだが、途中の分岐で、用心の為に稼働しておいてもらった彼女のスマホのナビに従ったら高千穂河原に着いてしまったりして少々遠回りしてしまい、何とか17時ジャストに『新燃荘』着弾!やれやれ(^^;

新燃岳山麓に佇むこの『新燃荘』、正式には『新湯温泉 国民宿舎新燃荘』と言うが、国民宿舎ながら民営であり、通常の温泉旅館と何ら変わりはない。

以前、お仲間の日記でその存在を知り、2011年のGW九州ツーの計画時に組み込んだものの、2月に新燃岳が噴火し、翌2012年の7月まで閉鎖を余儀なくされていたので、足掛け6年かけての訪問である。チェックイン時、「温泉慣れした方なら15分位の入浴でも大丈夫ですけど、浴場からは30分で出て下さいね」と言われた事からも、相当強い温泉みたい。夕食が18時からだったので(←この辺りが融通の利く普通の旅館との違いか?)、荷を解くのももどかしくダッシュで憧れの白濁した露天風呂へ。この秘湯ムード満点の露天は九州では珍しい混浴ゆえにsana嬢を誘ってはみたのだがやんわり拒否られた(^○^)

※女性用に身体を隠すためのバスタオルが用意されており、実際2名の女性が湯に浸かっていた。

たっぷりと掛け湯しながら「15分って事は“900”か…」と頭の中で「いーち、にーぃ…」と数を数えながら顎の下までどっぷりと温泉に浸かるが、思ったほど熱くはなく、私的にはむしろぬるい部類。しかも大好きなニュルニュル・ツルツルでも無く、少々拍子抜けしながらも、朽ちかけたまま放置されている旧宿舎や無計画に張り巡らされたであろうパイプ類等、見た目の秘湯ムードを堪能し「500」で一旦湯から上がり、身体を洗うべく男湯(半露天風呂)へ。

イスとオケが錯乱していて「マナーの悪いヤツが多いなあ」と思いつつ、イスに腰かけ蛇口を捻るとお湯も水も出ない。

「ああ、だからオケが錯乱してたのか」と妙に納得しながら浴槽の淵にイスごとずれてオケでお湯をすくいながらザバッザバッ…。そのまま男湯で残りの「400」を数え終え、浴衣に着替えて“温泉上りのお楽しみ”の為に部屋へ戻ると、先に戻っていたsana嬢から残念なお知らせが。

「缶ビール、置いてないんだって」(T_T)

食事までの10分をこんなに長く感じたのはいつ以来だろう?

18時となり、食事の席へ着くや否や「ビール、2本、大至急でお願いします!」と。

無事の九州上陸を祝って乾杯!「プハーっ♪」

もっとも、クネクネ道が得意ではないsana嬢にとっては、県道沿いの『新燃荘』の看板=入り口を見て「着いた!」とホッとしたのも束の間、宿の駐車場までの坂道&2か所の180度ターンが本日一番の難所だったであろうから私以上にビールが美味しかった事だろう(^ ^)

鱒のあらいをメインディッシュとしながらも野菜類を中心とした素朴なメニューは、失礼ながらどれも美味しくてビックリ。鱒の塩焼きや天ぷら等は焼きたて・揚げたてを順次出してくれてホクホク・ウマウマだし、トロトロになるまでしっかりと煮込まれた黒豚の軟骨は絶品だった!ビール6本を空にし、最後のデザートまでしっかり完食。

肉体的疲労は殆どなかったものの、さすがに気疲れしたのか、部屋に戻った私は、3分と経たずに寝てしまったそうで、その後彼女が内湯にも行ったとは露ほども知らず夢の中。

夜半、トイレに起きたついでに部屋の外で一服。

窓の外は嵐の様に風が吹き荒れ雨が屋根を叩いていた…。

つづく

桜島の洗礼と西郷どん/17GW 九州ツーリング・その3